先日お仏壇をご覧にご来店されたお客様から、興味深いお話を伺いました。

その方はお仏壇購入を検討されている方のお連れ様でしたが、山梨県のあるお寺の奥様だそうで、仏事の知識も豊富でこちらが勉強させていただくばかりでした。

やまきで販売しているお仏壇には下台にお骨を安置できるスペースがあるものがあり、近年増えているお墓を持たれない方や、建てたくても霊園の抽選に当選せず見送りしている方におすすめをしております。

今回の接客時にもその説明をさせていただいた際、ご納骨の話になりました。

静岡市では骨箱の中から骨壺を出して、それを納骨室に納骨、骨箱は処分するのが一般的な納骨方法です。しかし山梨県のそのお寺では、静岡市のように陶器の骨壺ではなく、木製の骨箱の中に直接お骨を入れご納骨するとの事で、そちらの地域ではどこもそうしているというお話でした。

以前は静岡市と同じように陶器の骨壺を使用していたそうですが、木製の骨箱で納骨することで、経年に伴い朽ちて土に還り、自然と一体化するため環境にも配慮した方法ということで、納骨方法に変化があったそうです。私は陶器の骨壺で納骨する以外にやり方があると思ったこともなく、寝耳に水でした。

仏事は宗派による違いももちろんですが、地域性の違いも如実に表れることを改めて実感しました。

本通店　勝山