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盆提灯の保管方法

こんにちは。

7月盆の地域の方に毎年多数ご利用いただいております石田街道店では、今年も数多くのお客様にお盆用品をご購入いただきました。スタッフ一同感謝申し上げます。

7月盆ではまさに今、ご先祖様が地上に帰ってきていらっしゃる期間です。16日の午前中まではご先祖様はご自宅にいると言われていますので、供養の気持ちを忘れず、ご先祖様にはゆっくりくつろいでいただきたいものです。

さて、そんなお盆に欠かせないものが盆提灯です。柄入りの盆提灯は毎年飾るのが一般的ですが、今月石田街道店にいらっしゃったお客様の中に、「毎年飾っていた盆提灯を今年も飾ろうと箱から出したら壊れてしまっていた」と慌てて来られた方がいらっしゃいました。

今回はそんな盆提灯の、お盆期間以外での保管方法について話そうと思います。

盆提灯は特に火袋(柄の入った灯りを灯す部分)が繊細で、保管に注意が必要な部分になります。湿気や虫食いに弱く、1年ぶりに開けたら破れてしまっていたなんてことも。

そういった事態を少しでも防ぐため、片付ける際に簡単にできることがあります。

  1. 購入時に入っていた箱を保管箱として使用する。盆提灯はほとんどが紙箱に入った状態で販売されます。紙箱は通気性が良く、カビが生えにくいという特徴があります。
  2. 湿気防止やクッション材を兼ねて新聞紙を入れる。紙箱を処分してしまった場合でも、新聞紙にくるむことで長持ちすることがあります。
  3. 防虫剤を紙箱の中に入れる。特に絹張りは虫食いが起きやすいため注意が必要です。防虫剤は必ず毎年交換しましょう。
  4. 直射日光の当たらない、風通しの良いところで保管する。故障・変形を抑えるため、箱の上には何も置かない方が良いでしょう。

少し工夫するだけでお使いの盆提灯を長持ちさせることができます。一年に一度の特別な飾り物です。思い入れがある方も少なくないでしょう。ぜひお試しください。

石田街道店 勝山