戒名彫の職人技

今日の職人さん

戒名彫の職人技

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戒名彫の職人技

墓石への戒名彫の様子をご紹介します。

今回は、変体仮名といわれる、パソコンなどでは出てこない字を使った

戒名やお名前を彫る時の様子です。

今回は、ご住職の書かれた字とできる限り揃えてほしいという

ご希望だったため、彫る際に、職人に工夫してもらいました。

まずはいつも通りの手順です。

頭の位置と今回彫る位置を決め、隣と高さを揃えます。

下の位置も同じように墨を出します。

前の彫りを見ながら仮止めをします。

この時、字がかぶらないよう位置調整をします。

今回は左側がギリギリでした。

通常の彫では、戒名の字の部分のゴムを抜いて、彫ります。

もちろん「田」や「口」などは、彫ってはいけない部分を残します。

今回は、「以」の変体仮名に注意が必要でした。

住職の書かれた字に寄せるために、彫らずに残してほしい部分があります。

彫らない部分にゴムシートの余りを貼りつけ、彫れないようにします。

サンドブラスト後です。

ゴムの変色だけでなく、しっかり中が彫れているか確認します。

この時、隣の彫りの深さと合わせます。

彫った後、中を綺麗にクリーニングしてから、着色します。

ムラなく吹きすぎないように、2回に分けて行います。

塗装が乾いてから、ゴムを剥がします。

この時、「田」などの、残っているゴムの部分は千枚通しで取り除きます。

塗装部分に触らないよう、作業するのがコツです。



戒名やお名前は、故人様自身にとっても、ご遺族にとっても、思い入れのある

大切な「文字」たちです。

やまきでも大切に大切に取り扱っています。

少しでも喜んでいただけたらと、心を込めて作業しております。



墓石部