仏壇扉の止め割れ修理

今日の職人さん

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仏壇の扉の枠のつなぎ目が割れることを「留切れ」といいます。 この現象は室内の急激な湿度の変化に扉(天然木材)が収縮することで 発生します。 黄色の矢印部分が留切れの箇所です。

工具を使い丁寧に扉を外していきます。

傷がついたりしない様 慎重に外します。

このように留切れは扉枠の2つの部品をつなぎ合わせている部分で発生します。 多くは内側から割けていきます。 これ以上割け目が広がらないよう粘度の低い特殊接着剤で接合します。

このように割け目が広がっている内側は接着剤を吸い込み 割けていない場所(外側)は接着剤が染み込みません。 染み込みが収まるまで何回も接着剤を流し込みます。

接着剤が乾いたら 接着剤の凹凸部分をペーパーやすりで 平らになるように磨きます。

やすりで磨いて止め割れが埋まった所です。 磨いたため色落ちしてしまいました。

磨いて色落ちした部分に色をつけていきます。 他の箇所に色がつかない様 養生をしながら作業します。

次に綺麗な艶を出すためにクリアー塗装をします。

このあと一日乾燥させてから再び工具で 扉を本体に取りつけます。

取りつけてすべての作業が完成しました。 見違えるような仕上がりです。